白夜行
東野 圭吾 / 集英社
ずっと読みたかったんです。高校のときから。
けど...分厚かった。
ページ数は文庫にして854ページ(厚さ3.2センチ)。
ここまでくると本屋でも見つけやすいです。
大学に入ってからも本屋行く度に悩んでいたんだけど、
分厚いんでね...しぶっていたら早3年。
最近CMで、これがドラマ化されるって知って。
買うしかないっ!と思い立ったが昨日午後3時。
本当は、上の↑表紙の文庫が良かったんだけど
地元にはドラマに出演する人が表紙になったのしかなかった...。
ドラマの初日の12日までに読もう~ なんて考えていたのに
読み出すと止まらなかった。
今日の午前中で読み終わった自分にビックリ。
ごはん食べていても
トイレ行っていても
シャワー浴びていても
早く読み進めたくてしょうがなくなる作品。
3.2センチもあるのに
またはじめから読みたくなってしまう作品。
「1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。
容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。
被疑者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂
暗い眼をした少年と並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。
二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だがなにも「証拠」はない。
そして19年......。」
...っていうのは、本の裏表紙?に書いてあります。
もともとミステリー(と呼ばれているだろうジャンルの)作品は好きですが、
この作品は、なんだか別格な気がします。
第一印象は、黒いなぁ と。
表現とかじゃなくて、裏の世界の話って感じの内容が。
「事実は小説より奇なり」...っていうけど(言うよね?)、
この小説以上に黒い世界って、あるのかなぁ? あるんだろなぁ...なんて思いながら読んでた。
自分の周りに起こると考えたことがない、考えたくもない事件が数々起こるけど、
高度成長期に実際にあった社会現象や出来事とリンクさせているので
非現実的な事件とは思えず。
その時代を知らない私にとってはなおさらですが。
...
なんだか、感想という感想書いていない気が。
えぇ...
最後の最後まで、ハラハラです。
これ、ドラマ化したらどうなるんだろう??